Molecular Biology Lecture
腫瘍血管新生
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Thyroid Cancer Explore Vol.1 No.1 49-56, 2015
- 著者名
- 田原 信
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 耳鼻咽喉科 / 腫瘍内科 / 小児科 / 放射線科
- 媒体
- Thyroid Cancer Explore
「はじめに」腫瘍血管新生が,癌の浸潤転移に深く関与していることは広く知られている。また,癌組織を養う血管を標的として,癌を兵糧攻めする治療法が,Folkmanらによって提唱されてから,さまざまな癌腫において血管新生阻害剤の開発が行われてきた。甲状腺癌に対してもさまざまな血管新生阻害剤の開発が行われており,わが国でもソラフェニブが根治切除不能な分化型甲状腺癌に対して効能追加された。そこで,本稿ではこれら血管新生阻害剤の標的となっている腫瘍血管新生における各調整因子と分子機構について概要を説明したい。
「血管新生概論」血管新生とは,既存の血管から血管枝が発芽,伸長,分枝,退縮,嵌入することで,新たな血管網が構築されるプロセスである。一方,脈管形成は,血管前駆細胞からの分化によって血管内皮細胞が発生し,管腔を形成するプロセスであり,成体でも起こるが,主に発生期にみられる現象である。
「血管新生概論」血管新生とは,既存の血管から血管枝が発芽,伸長,分枝,退縮,嵌入することで,新たな血管網が構築されるプロセスである。一方,脈管形成は,血管前駆細胞からの分化によって血管内皮細胞が発生し,管腔を形成するプロセスであり,成体でも起こるが,主に発生期にみられる現象である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
