Psychiatric Lecture
疫学 精神疾患患者における身体疾患と健康関連行動
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- 掲載誌
- 精神科臨床 Legato Vol.5 No.3 12-16, 2019
- 著者名
- 藤原雅樹 / 宋龍平 / 稲垣正俊
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 精神疾患
- 診療科目
- 精神科
- 媒体
- 精神科臨床 Legato
―精神疾患患者の身体疾患について,どのような問題が指摘されますか。
宋 重度精神疾患(severe mental illness;SMI)患者の寿命は,一般人口に比べて13~30年短いと推定されています1)。この寿命格差は,自殺などの精神障害の帰結だけではなく,身体疾患による死亡リスクが高いことにも起因していると考えられています。SMI患者の身体疾患による死亡リスクの高さは,そもそも体質的に糖尿病などに罹患しやすい可能性が指摘されているほか,精神的な障害によりバランスのとれた食事や適度な運動といった健康的な生活を維持しにくいこと,そして喫煙や過量飲酒など健康リスクとなる生活習慣を有する人が多いことも原因と考えられます。また,自発的な検診受診や継続的な通院といった行動につながりにくく,適切な治療を受けられていないという問題もあります。
宋 重度精神疾患(severe mental illness;SMI)患者の寿命は,一般人口に比べて13~30年短いと推定されています1)。この寿命格差は,自殺などの精神障害の帰結だけではなく,身体疾患による死亡リスクが高いことにも起因していると考えられています。SMI患者の身体疾患による死亡リスクの高さは,そもそも体質的に糖尿病などに罹患しやすい可能性が指摘されているほか,精神的な障害によりバランスのとれた食事や適度な運動といった健康的な生活を維持しにくいこと,そして喫煙や過量飲酒など健康リスクとなる生活習慣を有する人が多いことも原因と考えられます。また,自発的な検診受診や継続的な通院といった行動につながりにくく,適切な治療を受けられていないという問題もあります。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
