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M-Review

【State of the art 直腸癌治療における側方郭清の意義と位置づけを再考察する】

進行直腸癌に対する化学放射線療法と側方郭清の位置づけ

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掲載誌
大腸がんperspective Vol.3 No.2 30-35, 2016
著者名
小西毅 / 上野雅資 / 福長洋介 / 長山聡 / 藤本佳也 / 秋吉高志 / 長嵜寿矢 / 佐野 武 / 山口俊晴 / 武藤徹一郎
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
媒体
大腸がんperspective

「Summary」本邦では側方郭清による拡大手術が標準治療とされてきた。一方,欧米では,術前化学放射線療法(CRT)を用いた集学的治療を標準治療とし,側方郭清は原則として行わない。欧米と本邦の治療成績を比較することは困難であるが,少なくとも欧米の臨床試験では,本邦と同等の良好な成績が報告されている。近年,本邦でも術前CRTを取り入れる施設が増えているが,側方郭清の位置づけに関して明確な結論は得られていない。近年,日本および韓国からRetrospectiveな研究結果が複数報告されており,術前CRT後も病理学的側方転移陽性症例が一定数存在すること,側方リンパ節の腫大を認める症例では術後の側方領域の局所再発が多いこと,側方リンパ節腫大を認めない症例では,術前CRTを行った上で側方郭清を省略しても,良好な治療成績が得られること,などが明らかにされた。本稿では,術前CRTと側方郭清の位置づけに関して,過去の報告と本邦での現状,今後の課題を解説する。
「Key words」直腸癌,化学放射線療法(CRT),放射線療法(RT),集学的治療,側方郭清

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

大腸がんperspective2016 Vol.3 No.2

大腸癌の診断・治療に携わる外科・内科・内視鏡・放射線・病理等の医師を読者対象とし,大腸癌を外科医や内科医のみの視点でなく,総合的な観点から検討された情報の発信を目的とした雑誌です。診断や治療の進歩のみならず,分子生物学,遺伝子,病理,などを含めて,基礎研究から臨床への橋渡しを行い,さらには,海外の基礎研究・臨床のトピックスを同時並行的に伝えるべく,国際的な視点をもった雑誌を目指しています。

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