Case Report 症例報告
エクリズマブによる治療中に妊娠および出産を経験したPNH症例
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- 掲載誌
- PNH Frontier No.4 56-60, 2017
- 著者名
- 河野彰夫
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- 血液
- 診療科目
- 血液内科
- 媒体
- PNH Frontier
発作性夜間ヘモグロビン尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria;PNH)患者における妊娠は,主に血栓症に関連する母児の合併症リスクが高い1)-3)ため,一般的には避けることが望ましいと考えられてきた。しかし,エクリズマブの臨床導入後,エクリズマブ投与下での妊娠・出産例の報告が集積されており4)-6),PNH患者における安全な妊娠・出産に向けての議論が進んでいる。本邦においては,特発性造血障害に関する研究班ならびに日本PNH研究会共催の妊娠検討部会が,本邦におけるPNH合併妊娠の実態調査結果と欧米におけるエクリズマブ投与下の妊娠報告例の検討から,「PNH診療の参照ガイド」平成26年度改訂版において「PNH妊娠の参照ガイド(付記)」を策定したところである7)。今回われわれは,エクリズマブによる治療中に妊娠し,健児を出産したPNH症例を経験したので報告する。症例報告の論文化に関して患者本人の承諾を得ている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
