【特集 アンチエイジング薬としてのARBの新展開】
2.腎臓の老化におけるARBの新展開
ARB and Renal Senescence
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- 掲載誌
- Anti-aging Science Vol.5 No.3 94-100, 2013
- 著者名
- 柏原 直樹 / 佐藤 稔
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病 / 腎臓 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 泌尿器科 / 老年科
- 媒体
- Anti-aging Science
「I はじめに」高齢化社会の到来を迎え, 診療対象の多くが高齢者となりつつある. 安全な医療を実施するためには高齢者の身体特性を熟知する必要がある. 腎臓も加齢による構造的, 機能的変化を免れない. 加齢と腎像の関係を考察する場合, 以下がポイントとなろう. (1)高齢者は潜在的な腎障害(慢性腎臓病: CKD)を有している, (2)逆にCKDは実年齢以上に加齢変化が加速した状態(premature senescence)でもある. レニン・アンジオテンシン(RA)系は腎臓の老化プロセスにも深く関与している. RA系活性化は酸化ストレス, NO抑制, ミトコンドリア変化, 転写因子NF-κB活性化/炎症促進, TGF-β・Wnt活性化を介して線維化を促進する. RA系は老化遺伝子klotho発現変化にも関与している. ARBはこれらの変化を抑制することで腎臓の老化変化を抑制する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
