【特集 脳血管性認知症】
4. アンジオテンシン受容体と脳障害
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- 掲載誌
- Anti-aging Science Vol.5 No.2 28-32, 2013
- 著者名
- 茂木 正樹 / 堀内 正嗣
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Anti-aging Science
「I はじめに」アンジオテンシン受容体と脳障害についての最近の報告を, 基礎実験を中心に概説する. 脳内レニン・アンジオテンシン系(RAS)はこれまでのアンジオテンシンII1型(AT1)受容体シグナルの抑制だけでなく, サテライトシグナルの適切な活性化により, 虚血による脳障害を軽減する可能性があり, しいては血管性認知症の進展抑制に繋がるかもしれない. 「II 血管性認知症におけるレニン・アンジオテンシン系(臨床)」臨床的に, AT1受容体ブロッカー(ARB)服用者では, 脳卒中発症時に重篤になることが少ないとスペインのグループから報告された(図1)1). 日本人においても福岡脳卒中データベースから, ARB服用者では脳卒中後の予後不良例が72%も軽減されることが報告され(表1)2), AT1受容体シグナルの抑制が脳卒中時の脳保護に働き, 将来的な血管性認知症の軽減に繋がる可能性があると考えられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
