【特集 脳血管性認知症】
1. 脳血管性認知症の新しい考え方
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- 掲載誌
- Anti-aging Science Vol.5 No.2 10-15, 2013
- 著者名
- 阿部 康二
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Anti-aging Science
「I はじめに」これまで認知症の主原因は脳細胞変性によるアルツハイマー病(AD)と脳血管性病変による血管性認知症(VD)の2つに大きく分類されてきた. またこれまで日本では欧米と比較してVDが比較的多く, ADは少ないとされてきた. しかし高齢化の進行に伴ってこの2点に対する考え方が大きく変わってきている. すなわち2疾患ともその危険因子はほとんど共通であり, 高齢化に伴う血管性変化はAD患者においても普遍的とさえいえるようになってきている. また日本ではADの急速な増加とVDの減少は同時に進行している. 高血圧や脂質異常症(高脂血症), 糖尿病などの血管老化性基礎疾患がこの2疾患ともに深く関与しており, 脳と血管のアンチエイジングという観点からも脳血管性認知症の考え方は大きく変貌しつつある. 「II 介護認定疾患の変化」2001年の厚生労働省資料によれば, 介護認定が必要になった疾患は脳卒中(27.7%), 高齢衰弱(16.1%), 骨折転倒(11.8%)がトップ3であり, 続いて認知症(10.7%), 関節疾患(10.4%), パーキンソン病(6.6%)と続いている(図1A).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
