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- 掲載誌
- がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療) Vol.15 No.1 76-80, 2017
- 著者名
- 井川聡
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 呼吸器 / 癌
- 診療科目
- 呼吸器内科 / 腫瘍内科
- 媒体
- がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療)
日本における肺がん死亡者数は年々増加しており,すべてのがん死亡者数中,第1位である1)。一方,非小細胞肺がん(non-small-cell lung cancer;NSCLC)に対するがん薬物療法の進歩は目覚ましいものがあり,最も重要なパラダイムシフトとして,約12年前の上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異の発見とこれを分子標的とするチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の登場が挙げられる。その後,がん免疫療法が2013年に『Science』誌のBreakthrough of the Yearとして選定され2),なかでも免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitors;ICIs)は分子標的薬の恩恵を受けることが難しかったドライバー遺伝子変異陰性の肺腺がんや,肺扁平上皮がんに対する治療薬として新たなパラダイムシフトをもたらしている。ICIsとして抗programmed death-1(PD-1)抗体,抗細胞傷害性Tリンパ球抗原(cytotoxic T-lymphocyte antigen;CTLA)-4抗体の臨床開発が進み,肺がんにおいては抗PD-1抗体であるニボルマブとペムブロリズマブについてのエビデンスの蓄積が目覚ましい。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
