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M-Review

Cancer biology and new seeds

変異型IDH阻害薬開発の現状と展望

Development of IDH mutant inhibitors

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掲載誌
がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療) Vol.14 No.1 93-97, 2016
著者名
中川亮 / 北林一生
記事体裁
抄録
疾患領域
癌
診療科目
腫瘍内科
媒体
がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療)
Key Words
イソクエン酸脱水素酵素 / α-ケトグルタル酸 / 2-ヒドロキシグルタル酸

「SUMMARY」イソクエン酸脱水素酵素(IDH)変異は,急性骨髄性白血病(AML)やグリオーマ,軟骨肉腫,胆管がんなどさまざまな悪性腫瘍において高頻度にみられる変異である。IDH変異は機能獲得型の変異であり,2-ヒドロキシグルタル酸(2-HG)を産生しα-ケトグルタル酸(α-KG)を競合的に阻害することで腫瘍の悪性化に寄与している。IDH変異をもつ悪性腫瘍においては,変異型IDH阻害薬が有効な治療選択肢となる可能性があり,現在国内外で臨床応用に向け開発が進んでいる。また,2-HGは正常細胞にはほとんど存在しないため,2-HG値の上昇はIDH変異を反映し,治療においてもバイオマーカーとなる可能性がある。本稿では,変異型IDH阻害薬開発の現状について概説する。
「KEY WORDS」イソクエン酸脱水素酵素,α-ケトグルタル酸,2-ヒドロキシグルタル酸

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療)2016年3月号(Vol.14 No.1)

◎ 期待される新しい治療法「がん分子標的治療」の最前線の取り組みを,臨床的な観点から紹介します。

◎ 分子標的治療に関わるトピックスをグローバルかつ多面的にとらえ,わかりやすく解説。

◎ 国内外の研究成果を臨床の現場にいち早く伝えることで,がん治療の発展に寄与します。

◎ がんの末期においても治療を決してあきらめない姿勢を伝えます。

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【Theme 遺伝子解析に基づく新しい分子標的治療】