うつ病の理解を深める 温故知新
うつ病の社会精神医学論・うつ病の病前性格論・内因性うつ病① ジントニー
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- 掲載誌
- DEPRESSION JOURNAL Vol.7 No.3 22-23, 2019
- 著者名
- 内海健
- 記事体裁
- 連載 / 抄録
- 疾患領域
- 精神疾患
- 診療科目
- 精神科
- 媒体
- DEPRESSION JOURNAL
随分昔のことになるが,研修医時代に,飯田真先生(前新潟大学精神科教授)から診療の手ほどきを受ける機会に何度かめぐまれた.手ほどきといっても,手取り足取りといったものではなく,外来や病棟で担当している患者を診てもらうといった程度のものである.先生は端正な風貌をした繊細な気質の方であるが,語られることは端的で鋭い.時としてシニカルな論評をされることもあり,それは結構こたえた.棘がしばらく刺さったまま,疼くこともあった.臨床家として成長させてくれるのは,得てしてそうした傷つきなのだが,当時はそんなふうに考える余裕などなかった.
研修も終わりころになると,あっさりと「まあ,よろしいんじゃないでしょうか」といった言葉をいただけるようになった.皮肉ではなかったと思う.そのころいただいたコメントの中で印象に残っているのは,「ジントーンな方ですね」という言葉である.私のことではなく,あるうつ病患者のことをいったものである.
研修も終わりころになると,あっさりと「まあ,よろしいんじゃないでしょうか」といった言葉をいただけるようになった.皮肉ではなかったと思う.そのころいただいたコメントの中で印象に残っているのは,「ジントーンな方ですね」という言葉である.私のことではなく,あるうつ病患者のことをいったものである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
