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M-Review

【特集 アルコール依存症診療における連携の現状と展望】

1 総論:連携の重要性と意義

Importance of collaborative medical care of alcohol dependence

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掲載誌
Frontiers in Alcoholism Vol.3 No.1 20-24, 2015
著者名
高瀬幸次郎
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
消化器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 手術・救急 / 精神科
媒体
Frontiers in Alcoholism

「Summary」アルコール依存症は、精神科的な問題のみでなく、多くの身体的異常を合併している。そのため、精神科医または内科医のみの対応では的確な治療は困難であり、いわゆる内精併診が必要である。アルコール依存症の発生に関与する社会的な背景を考慮すると、内精併診とともに診療にあたる病院内の看護師、医療ソーシャルワーカー(MSW)などの種々の医療スタッフの協力、連携は不可欠である。さらに、一病院のみの活動だけではアルコール依存症に対する根本的な対応は不十分であり、病院間、病院と診療所間のいわゆる病診連携のみならず、地域の社会福祉士、保健所、警察、消防署救急隊、地方自治体、ソーシャルワーカーなど多くの職種の連携により、包括的な対応をとることが極めて重要である。
「はじめに」アルコール依存症では、アルコールは全身に及ぼす臓器障害にとどまらず、精神・神経疾患をも惹起し、否認、暴言、暴力、家庭内暴力に伴う家庭崩壊、飲酒により引き起こされる事故、事故死、さらに交通事故や自殺など極めて深刻な問題を引き起こすことが知られている1-3)。一方、わが国の平均寿命は、男女とも80歳を超え、世界でも屈指の長寿国となっているにもかかわらず、アルコール依存症患者の平均余命は50歳台と極めて短命である1)。
「Key Words」アルコール依存症,アルコール性臓器障害,アルコール救急,連携医療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Frontiers in Alcoholism2015年1月号(Vol.3 No.1)

アルコール依存症の心理社会的治療、薬物治療の現状と関連疾患をわかりやすく解説した学術誌

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