皮膚の老化や光老化の症状としては,シミ(日光黒子)・シワ・たるみ・毛細血管拡張症などが挙げられる.最近の皮膚科診療においてこれらの症状に対する美容皮膚科的治療のニーズが強くなってきている1).美容皮膚科的治療で重要なのは,その治療方法がサイエンスとしてのエビデンス(根拠)があるかどうかということである2).エビデンスの質が高いものとしては,専門学会のガイドライン,メタ解析に基づく系統的なレビュー,専門家によるコンセンサスなどが挙げられる.本稿では美容皮膚科のサイエンスとしてのエビデンスについて,ガイドラインを中心に解説したい.
【特集 メスを使わない美容皮膚科はどこまで進歩したか?】
Overview 美容皮膚科のサイエンス
掲載誌
WHITE
Vol.7 No.1 5-8,
2019
著者名
川田暁
記事体裁
特集
/
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
媒体
WHITE
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。