本文へ移動
M-Review

THINK ABOUT WOMEN 女性について考える

女性の対応力

購入する

販売サイト「MeReBo」へ


掲載誌
WHITE Vol.5 No.1 88-94, 2017
著者名
本川裕
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
WHITE

女性の対応力を考えるに当たっては,まず,人類学的な視点における男女の能力差を踏まえておく必要がある.
身体の大きさ,また,重いものを持ち上げたり,速く走ったりする身体能力においては,男性が女性を上回っていることは,あらためて言うまでもなかろう.一方,知覚能力については,表1に掲げたように,身体能力を補うかのように女性が優位な能力も多い.
一言で言うと,構造的な理解は男性優位,感覚的な理解は女性優位といえる.その理由としては,人類がサルから分かれた歴史の大部分を占める狩猟採集時代において,男女がそれぞれ狩猟と採集・子育てを分担していたためと考えられている.
われわれが日常生活でよく経験する男女差,すなわち車による移動での目的地への到達が,男性の場合は主に地図上の「方角」や「距離」によって,女性の場合は主に「過去の経験」や「目印」によって実現することが多いという点も,狩猟に必要な能力と採集に必要な能力の違いと考えると理解しやすい.探し物でも,未整理の状況下では,圧倒的に女性優位だと感じる人は多かろう.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

WHITE2017年5月号(Vol.5 No.1)

「女性のウェルエイジング」をテーマに、最新の研究成果から,女性の健康を取り巻くさまざまな課題まで幅広く取り上げ,女性のQOL(生活の質)向上を通じて社会の活性化を目指す。

購入する

販売サイト「MeReBo」へ