WHITE PAPER 女性の健康をめぐる新たな潮流
子宮内膜症─これまでとこれから─
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- WHITE Vol.3 No.2 103-107, 2015
- 著者名
- 太田郁子
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- WHITE
「はじめに」古くから子宮内膜症のチョコレート囊胞や子宮腺筋症の報告はなされてきたが,その起源については仮性説,移行説があり,いまだ不明な部分が多い疾患である.1927年にアメリカのSampsonによって報告された子宮内膜症移行説は子宮内膜症の起源ばかりではなく,その進行や発生部位に対しても多大な示唆を与えた1).画像診断が不十分であった当時は診断がついた時点で,すでに病期がかなり進行しており,卵巣の囊胞や子宮筋層の肥大,腹膜癒着を病変本体としていたが,腹腔鏡手術の技術の進歩とともに病変本体は腹膜に発生する微小病変(ブルーベリースポット)であり,これが進行することで卵巣チョコレート囊胞や骨盤腹膜の癒着に発展することが分かってきた.これは癌細胞の腹膜播種を想起させ,非常に興味深い.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
