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チーム医療の実際
聖マリア病院糖尿病内分泌内科におけるチーム医療
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- 掲載誌
- Diabetes Horizons -Practice and Progress- Vol.2 No.1 36-40, 2013
- 著者名
- 布井清秀
- 記事体裁
- 連載 / 施設紹介 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Horizons -Practice and Progress-
はじめに
糖尿病は生活習慣病の代表的疾患で,自己管理の病気である。すなわち,患者は自分の病態を理解し,7つの自己管理行動(食事,運動,ストレス管理,服薬管理,モニタリング,急性合併症,慢性合併症)を介して健常人と変わらない豊かな人生を全うできる。自己管理を援助するには専門的な知識と技能,動機づけが必要であり,関係する専門職種が特別な研修を受けた上で医師と共に患者を中心に学際的チームを組むことが望ましい。
その基盤の1つとして,1986年,米国で糖尿病療養指導士(certified diabetes educator: CDE)制度ができ,わが国でも1996年から各地で地域CDE(LCDE)1)が,2001年からは日本CDE(CDEJ)2)が誕生した。CDEは共通の研修を受けており,相互理解がスムーズで専門病院を中心に多くのチームができた。エンパワーメントアプローチ 3)やコーチング,行動変化ステージなど療養指導の理論も整備され,CDEを中心にしたチーム医療が糖尿病診療になくてはならないものになってきた。2012年度からは,フットケアに加えてチームによる糖尿病腎症の透析予防の指導も保険適応になった。厚生労働省もCDEの存在やチーム医療の重要性を認め始めた。
当院では,1991年に糖尿病内科を開設し,ジョスリンクリニックやデンマークのヴィドレ病院などを参考に,糖尿病人形つばさ君をシンボルにした学際的チームアプローチによる糖尿病患者教育『システムつばさ』4)を実践してきた。1997年からはLCDE制度の普及・発展と多数のチームの育成に尽力してきた。本稿では,当院における糖尿病チーム医療の現状と課題を中心に述べる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
