糖尿病入門
糖尿病と妊娠
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- 掲載誌
- DIABETES UPDATE Vol.4 No.4 26-30, 2015
- 著者名
- 柳沢慶香 / 内潟安子
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 糖尿病
- 診療科目
- 産婦人科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- DIABETES UPDATE
「はじめに」妊娠中に扱う糖代謝異常には,「妊娠糖尿病」,「妊娠中の明らかな糖尿病」,「糖尿病合併妊娠」がある(表1)1)。いずれの場合も妊娠中の高血糖は周産期合併症を引き起こすため,厳格な血糖コントロールが必要である。
「妊娠が糖代謝に与える影響」妊娠,分娩,産褥の経過に伴って母体の糖代謝は変化する。妊娠後半期は,胎児の重量が加速度的に増加するため,母体が摂取したエネルギー,すなわちブドウ糖を優先的に胎児に供給するようになる。このため,胎盤からはホルモンやサイトカインが分泌され,同化ホルモンであるインスリンが効きにくい(インスリン抵抗性)状態にさせ,胎盤を通してブドウ糖を胎児に供給する。インスリン抵抗性のため,正常妊婦では非妊婦に比べて,食後に高血糖と高インスリン血症が認められる。一方,食前は,胎児へのブドウ糖供給のため,インスリン濃度には差がないにもかかわらず,正常妊婦の方が非妊婦に比べ血糖値が低くなる(図1)2)。
「妊娠が糖代謝に与える影響」妊娠,分娩,産褥の経過に伴って母体の糖代謝は変化する。妊娠後半期は,胎児の重量が加速度的に増加するため,母体が摂取したエネルギー,すなわちブドウ糖を優先的に胎児に供給するようになる。このため,胎盤からはホルモンやサイトカインが分泌され,同化ホルモンであるインスリンが効きにくい(インスリン抵抗性)状態にさせ,胎盤を通してブドウ糖を胎児に供給する。インスリン抵抗性のため,正常妊婦では非妊婦に比べて,食後に高血糖と高インスリン血症が認められる。一方,食前は,胎児へのブドウ糖供給のため,インスリン濃度には差がないにもかかわらず,正常妊婦の方が非妊婦に比べ血糖値が低くなる(図1)2)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
