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M-Review

特集 高齢者の体液管理

高齢心不全患者の体液管理

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掲載誌
Fluid Management Renaissance Vol.6 No.4 41-46, 2016
著者名
味岡 正純 / 戸部 彰洋
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 高血圧 / 代謝・内分泌 / 腎臓 / 栄養管理
診療科目
腎臓内科 / 老年科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 循環器内科
媒体
Fluid Management Renaissance
Key Words
高齢心不全患者,体液管理,HFpEF,再入院患者,多面的生活介入

人口の高齢化に伴い心不全で入院する患者の高齢化も進行しており,今や心不全入院患者の3分の2が80歳以上の超高齢者で占められている。当院に心不全で入院した患者を80歳以上のOE群と80歳未満のUE群の2群に分けて,超高齢心不全患者の特徴を調べた。OE群では,女性,左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF),心房細動の合併,再入院患者が多かった。腎機能は低値で,体重の増加は多くないものの,入院時の症状に関わらず利尿薬が必要となる患者が多かった。入院期間は長いが,自宅退院率は低かった。これらの結果から,OE群の超高齢心不全患者では体液貯留が少ない段階で心不全症状の増悪をきたしやすく,食塩摂取過剰から退院後再入院をくり返すことが考えられる。HFpEFの有効治療が明らかでない現状では,急性期には利尿効果と腎機能低下を見比べつつ利尿薬を使用し,水利尿薬の併用で早期の症状改善を行い,急性期以降は退院後まで多職種による多面的な生活介入による再入院の抑止が今後期待される。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Fluid Management Renaissance2016年10月号(Vol.6 No.4)

浮腫・電解質異常・体液管理と疾患に焦点を当て,循環器・腎臓・内分泌領域の視点から国内外における基礎研究・実地臨床をめぐる注目すべき話題を幅広く提供し,基礎研究成果と臨床評価の橋渡しの役割を担うことを目指す学術専門雑誌。


【Fluid Management Renaissance 休刊のお知らせ】

平素よりお引き立て賜りまして、厚く御礼申し上げます。

さて、弊誌は、浮腫・電解質異常・体液管理と疾患に焦点を当て、国内外における基礎研究・実地臨床をめぐる注目すべき話題を幅広く提供し、基礎研究成果と臨床評価の橋渡しの役割を担うことを目指して発刊を続けてまいりましたが、この度、誠に勝手ながら諸般の事情により2016年10月号をもちまして休刊させていただくこととなりました。

創刊以来、ご愛読者をはじめ各関係者の方々の暖かいご支援を賜りましたこと、改めて厚く御礼申し上げます。また、編集にご尽力いただいた先生方、ご執筆いただいた諸先生方にも心より御礼を申し上げます。

今後とも、弊社刊行物への変わらぬご高配とご厚情を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。


株式会社メディカルレビュー社

「Fluid Management Renaissance」編集部

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