【特集 心臓手術と体液管理】
特集にあたって
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Fluid Management Renaissance Vol.4 No.4 6, 2014
- 著者名
- 増山理
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科
- 媒体
- Fluid Management Renaissance
私たち循環器内科医が体液管理を行う対象の多くは,心臓疾患を有した慢性心不全患者である。慢性心不全が何らかのきっかけで急性増悪して不適切に体液貯留をきたした場合には,まず利尿治療を行い,短期間に貯留した体液を減らしてやらなければならない。また,慢性心不全例においては利尿薬の慢性投与を行わなければ心機能低下により体液貯留を起こしてしまう症例も少なからずある。心臓手術中・後においても体液管理は重要である。循環動態維持のための大量補液・輸血が必要な場合もあろう。また,人工心肺の使用も水分バランスの過剰負荷へと導く。術後の予後は,水分バランスを適切な方向にいかに早急に是正できるかに大きく依存しているといっても過言ではない。この場合には利尿治療が中心になろうが,いわゆる循環器内科医が慢性心不全例に行う利尿治療と同じとはいえないのではないだろうか。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
