【特集 治療抵抗性心不全における体液コントロール】
治療抵抗性心不全に対するトルバプタンの効果
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- 掲載誌
- Fluid Management Renaissance Vol.3 No.2 40-43, 2013
- 著者名
- 堀井学 / 斎藤 能彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Fluid Management Renaissance
「Summary」 慢性心不全は心拍出量の低下による尿量減少, 右心不全合併血圧低下, アルギニンバソプレシンの過剰分泌などによる全身性浮腫や臓器うっ血を呈している. ループ利尿薬などの従来からの利尿薬では, 浮腫や臓器うっ血の解除が十分でなかった. トルバプタンはアルギニンバソプレシンのV2受容体拮抗薬であり, Na利尿をきたさず純粋に水のみを排泄させる薬剤である. トルバプタンが心不全患者の予後を改善することを期待するのは現時点では難しいが, 浮腫の軽減作用は従来の利尿薬にはない効果を発揮する. 一方, トルバプタンが有効でない症例も存在し, 病態に応じてその投与を検討する必要がある. 「はじめに」 心不全の薬物療法には, β遮断薬, ACE阻害薬, ARB, Ca拮抗薬などの血管拡張薬, 利尿薬, 強心薬, カルペリチドなどが使用されている. 利尿薬は, 心不全の病態に応じてループ利尿薬を中心にサイアザイド系利尿薬, 抗アルドステロン薬などが使用されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
