Think about Pain
若手ドクターに伝えたい痛みの診療 第3回 Mechanism-based pain diagnosis(MBPD)からMechanism-based Treatment(MBT)へ
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- 掲載誌
- Practice of Pain Management Vol.6 No.1 30-35, 2015
- 著者名
- 土肥修司
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病 / 神経疾患
- 診療科目
- 脳神経外科 / 整形外科 / 神経内科 / 麻酔科
- 媒体
- Practice of Pain Management
「緒言」今世紀初頭の2001年,ハーバード大学MGHのWoolf CJと Max MB1)は“機序に基づいた痛みの診断:鎮痛薬開発のための論点(Mechanism-based pain diagnosis:issues for analgesic drug development.)と題する論文を発表した.この論点は,難治性疼痛を訴える患者を前にして無力を感じながら治療をしていた医師,あるいは臨床のかたわらわずかな時間で研究をしていた麻酔科医や整形外科医にとっては,嬉しい衝撃であった.何かしらの“力を得た”という率直な喜びでもあったのである.この2001年は,30年前にサイエンスの進歩によって,疼痛コントロールが完成するとされた年でもあった.アメリカでは1991年からの10年を『脳の10年』として,国をあげて脳科学の研究を推し進めるという決議を議会で採択し,世界の脳研究に飛躍的な発展をもたらした.さらに2000年に,アメリカ議会は2001年からの10年間を「痛みの10年」とする宣言を採択し,当時のクリントン大統領が署名した.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
