Interview & Talk 施設紹介
自然科学研究機構 生理学研究所
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- 掲載誌
- Practice of Pain Management Vol.5 No.4 38-46, 2014
- 著者名
- 柿木隆介
- 記事体裁
- 施設紹介 / 抄録
- 疾患領域
- 精神疾患 / 骨・関節
- 診療科目
- 整形外科 / 麻酔科 / 精神科
- 媒体
- Practice of Pain Management
「痛みの研究との出会い」私は,九州大学医学部を卒業し,神経内科医となりました.当初は研究者になるつもりはなく,大学院にも行っていませんでしたが,教授から医学博士を取得するように言われました.私は非常に不器用なうえ,動物実験が嫌いで,顕微鏡を覗くと気分が悪くなるという問題を抱えていたのですが,当時私が師事していた柴崎浩先生(京都大学名誉教授)は脳波に関する大専門家でした.私には脳波研究は向いており,その点,私は非常に運がよかったと思います.そして,脳波の測定結果を用いた触覚刺激による脳機能の変化について研究し,学位を取得しました.神経難病はいろいろな疼痛をともないます.多くの神経内科医はあまり痛みには興味がなく,唯一,神経内科医が診療している疼痛疾患は頭痛だと思いますが,私が興味をもっていたのは,頭痛よりも筋肉痛や腰痛などの痛みでした.しかし,当時は,筋肉痛や腰痛に対する特効薬がありませんでしたから,それらの痛みをなんとかしなければいけないという気持はずっともっていました.そこで,神経内科医の経験を生かし,解剖も生理学も理解したうえで痛みのメカニズムを研究することができるのではないかと思い,触覚刺激の研究と同時に痛みについても取り組むことにしたのがこの研究を始めたきっかけです.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
