Trend & Topics 痛みに挑む
CRPSに対する生体内再生治療
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- 掲載誌
- Practice of Pain Management Vol.3 No.1 17-21, 2012
- 著者名
- 稲田有史
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Practice of Pain Management
「はじめに」複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome; CRPS)はミステリーともいうべき種々の症状を呈するが, それを合理的に説明できる理論がなく, 外科的治療への懐疑は根強いものであった. しかし, 近年人工神経管の登場で, CRPS type II(causalgie)の外科的根治治療の可能性が出ると同時に, これまで決して明らかにならなかったcausalgieの局所所見が明らかとなり, はじめて症状との因果関係が語られるようになった. 現在までに, すでに発表された局所所見は, (1)直接神経障害 (2)深部組織障害(特に筋膜炎) (3)末梢総和障害によって, 種々のミステリー症状が起こり, その末梢病変を根治させることで, 異痛症, 拘縮, 振戦の症状が完全に消失することが判明した. すでにCRPSは謎の治療困難な症候群ではなく, 病態別治療を行わなければならない治療対象群である. 今行わなければならないのは, この混迷のなかから1人でも多くの患者を助け出し, 治療へと導くことである. 現状とその対策の最前線を述べる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
