頭痛診療におけるPitfallと解決策
一次性頭痛に紛れる身体表現性頭痛の診断と治療は?
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- 掲載誌
- Headache Clinical & Science Vol.3 No.2 24-25, 2012
- 著者名
- 端詰 勝敬
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Headache Clinical & Science
[症例] 24歳女性. 小学校のころからお腹をこわしやすく, 下痢を伴う腹痛のためよく学校を休んでいた. 15歳のころから頭全体が締め付けられるような頭痛に悩むようになった. 吐き気は伴わず, 光過敏や音過敏はない. 頭痛は, ひどいときにはガンガンと拍動性に痛み, 寝込んでしまうほどのこともあった. 高校生以降, 頭痛で悩まなかった日はなく, 市販の鎮痛薬で対処したが効果はなく, 16歳のとき, 近くの内科に受診した. 神経学的な所見, 血液尿検査および頭部MRI検査で異常はなく, 「緊張型頭痛」として非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を処方された. しかし, NSAIDsの効果は乏しく, 頭痛は慢性的に持続する一方, 腰痛, 背部痛, 関節痛など全身の痛みを自覚するようになった. また, ストレスがかかったときには腹痛・下痢が出現し, 月経不順も伴った. このような身体症状のため, 日常生活への支障は大きく, 高校を休むことが多かった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
