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RSウイルス流行期の変化

疫学的な検討

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掲載誌
Fetal & Neonatal Medicine Vol.11 No.3 20-22, 2020
著者名
菖蒲川 由郷
記事体裁
連載 / 抄録
疾患領域
小児疾患 / 感染症
診療科目
小児科
媒体
Fetal & Neonatal Medicine
Key Words
RSウイルス / 疫学 / 気候因子 / グローバリゼーション

近年,わが国ではRSウイルス(respiratory syncytial virus)の流行開始が早まっている。これまで秋から冬にかけて流行するのが通常であったが,特に2017年からは8~9月に流行のピークが観察され,大きな流行時期の変化があった1)。一般的に,RSウイルスの流行は気温や相対湿度といった気象条件と関連があり,温帯地域では秋から冬に流行し,熱帯や亜熱帯では年中流行がある。RSウイルスは乳幼児に致命的な下気道炎を引き起こし,今のところワクチンや特別な治療がない。特に重症化のリスクが高い早産児,慢性肺疾患や先天性心疾患などをもつ乳幼児には感染予防目的に流行期に月に1回抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体(パリビズマブ)が投与されている。このため,いつ投与を開始し,いつ終了すればよいかを判断するために,しばしば流行の開始と終了の時期が問題となる。本稿では,特に小児医療,新生児医療に関わる医療関係者の間で近年話題となっているRSウイルスの流行時期の変化について述べる。
「KEY WORDS」RSウイルス,疫学,気候因子,グローバリゼーション

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Fetal & Neonatal Medicine2019年12月号(Vol.11 No.3)

より一層の連携が求められる周産期・新生児・小児医療領域において,各領域の最新情報だけでなく,頻出の病態や治療法を視覚効果を用いてわかりやすく解説。

診療科間,病診連携における情報の相互理解とさらなる連携に役立つ情報を提供。

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