Topics of HCC
ゲノム変異データから探る肝細胞癌の成因
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- 掲載誌
- The Liver Cancer Journal Vol.7 No.3 43-48, 2015
- 著者名
- 油谷浩幸
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 腫瘍内科 / 放射線科 / 消化器外科
- 媒体
- The Liver Cancer Journal
「はじめに」肝細胞癌の発生要因として,肝炎ウイルス感染に加えて多量飲酒,喫煙,アフラトキシン摂取が知られ,近年は肝炎ウイルス感染を伴わない症例が増えつつあり,肥満,糖尿病がそのリスク因子として注目されている1)。細胞が癌化する過程において体細胞変異が蓄積することは近年の大規模癌ゲノム解析プロジェクトの結果からも確認されている。個々の症例における腫瘍細胞に生じたゲノム変異は複数のプロセスによって構成されると考えられるが(図1),それらがいかなる変異プロセスによって生じたかをさかのぼって推定することは従来困難であった。
「変異シグネチャーの抽出」変異シグネチャーとは特定の変異プロセスによってもたらされる塩基変異の特徴的なパターンであり,さまざまな癌に生じた変異パターンを比較することで癌ごとに特徴的な塩基変異のパターンが認められ,従来知られている喫煙や紫外線などの発癌因子と関連することが報告された2)。
「変異シグネチャーの抽出」変異シグネチャーとは特定の変異プロセスによってもたらされる塩基変異の特徴的なパターンであり,さまざまな癌に生じた変異パターンを比較することで癌ごとに特徴的な塩基変異のパターンが認められ,従来知られている喫煙や紫外線などの発癌因子と関連することが報告された2)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
