日本肝がん分子標的治療研究会
第11回優秀演題論文集 Session2 進行肝細胞癌に対してソラフェニブ内服中に発症した右耳介有棘細胞癌の1例
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- 掲載誌
- The Liver Cancer Journal Vol.7 No.2 54-55, 2015
- 著者名
- 程塚正則 / 孝田雅彦 / 岡本敏明 / 三好謙一 / 藤瀬幸 / 的野智光 / 杉原誉明 / 法正恵子 / 岡野淳一 / 村脇義和
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 皮膚疾患 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 皮膚科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
- 媒体
- The Liver Cancer Journal
「要旨」77歳,男性。アルコール性肝硬変で通院中であった。2011年7月に肝細胞癌(stage Ⅲ)と診断された。局所治療を繰り返したが病勢進行し,2013年2月にソラフェニブの内服加療を開始した。手足症候群(Grade 1)を認めたが改善した。ソラフェニブ内服開始から16ヵ月後の2014年6月に右耳介に腫瘍を認め,有棘細胞癌と診断された。切除後,再発は認めず,ソラフェニブの投与は継続している。ソラフェニブ投与後の有棘細胞癌は16例報告されており,MAPキナーゼ経路の活性化の関与が推測されるが,詳細は不明である。
「はじめに」進行肝細胞癌に対して本邦でソラフェニブが保険承認されてから6年が経過した。ソラフェニブは切除不能進行肝細胞癌患者に対して生存期間延長効果が示された唯一の分子標的薬である1)。一方で,有害事象が多く報告されており,そのなかでも皮膚に対する有害事象(手足症候群:67.3%,脱毛:54.5%,発疹・皮膚落屑:44.9%)が最も多い2)。今回,進行肝細胞癌に対してソラフェニブ投与16ヵ月後に右耳介有棘細胞癌が発症した1例を経験したので報告する。
「はじめに」進行肝細胞癌に対して本邦でソラフェニブが保険承認されてから6年が経過した。ソラフェニブは切除不能進行肝細胞癌患者に対して生存期間延長効果が示された唯一の分子標的薬である1)。一方で,有害事象が多く報告されており,そのなかでも皮膚に対する有害事象(手足症候群:67.3%,脱毛:54.5%,発疹・皮膚落屑:44.9%)が最も多い2)。今回,進行肝細胞癌に対してソラフェニブ投与16ヵ月後に右耳介有棘細胞癌が発症した1例を経験したので報告する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
