日本肝がん分子標的治療研究会
第10回優秀演題論文集 Session3 ソラフェニブ治療におけるバイオマーカーの検討
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- 掲載誌
- The Liver Cancer Journal Vol.6 No.4 58-59, 2015
- 著者名
- 本田琢也 / 田浦直太 / 柴田英貴 / 三馬聡 / 宮明寿光 / 市川辰樹 / 中尾一彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 腎臓
- 診療科目
- 腎臓内科
- 媒体
- The Liver Cancer Journal
「背景」進行肝細胞癌に対し本邦で2009年5月にソラフェニブの保険承認がなされてからおよそ5年が経つ。ソラフェニブ以外の分子標的治療として多数の新規薬剤が単剤もしくはソラフェニブとの併用などで開発中であるが,現在のところ第Ⅲ相臨床試験において有効性を実証できた薬剤はなく,治療手段が増える見通しはいまだ立っていない状況である。肝癌診療ガイドライン2013年版1)において,ソラフェニブは「外科切除や肝移植,局所療法,TACEが適応とならない症例」で「全身状態(PS)が良好なChild-Pugh分類Aの症例」が対象とされるが,「TACEが適応」となる症例ではTACEを繰り返すうちに肝予備能が低下していくため,ソラフェニブの最適な導入時期が議論されている。また一方でソラフェニブ治療では手足症候群や肝機能異常,下痢,食欲減退などをはじめとした種々の有害事象がみられ,ソラフェニブ治療が有害事象により中止される割合は40%以上との報告もみられる2)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
