日本肝がん分子標的治療研究会
第9回優秀演題論文集 Session2 TACE不応の進行肝細胞癌患者に対するソラフェニブの開始時期の検討
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- 掲載誌
- The Liver Cancer Journal Vol.6 No.2 54-55, 2014
- 著者名
- 有住忠晃 / 上嶋一臣 / 千品寛和 / 田北雅弘 / 北井聡 / 井上達夫 / 矢田典久 / 萩原智 / 南康範 / 櫻井俊治 / 西田直生志 / 工藤 正俊
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 腫瘍内科 / 放射線科 / 消化器外科
- 媒体
- The Liver Cancer Journal
「背景」肝細胞癌の特徴は, 同時性または異時性に肝内に多発しやすいことである. 肝動脈化学塞栓療法 (TACE) は, このように多発肝細胞癌患者のうち肝機能良好な遠隔転移・脈管浸潤を認めない症例が適応とされている1)2). TACEは根治治療ではないため, 通常繰り返し施行されることが多いが, 繰り返しTACE治療を行う過程において徐々に肝細胞癌が進行もしくは腫瘍悪性度が悪化し, TACEの効果が乏しくなってくることがほとんどであり, いわゆるTACE不応状態となる. ソラフェニブは, このようなTACE不応症例が治療対象の1つと位置づけられている3)4). TACE不応の定義について, 『肝癌診療マニュアル第2版』 (2010年) により明文化された1). しかし, このTACE不応の定義に関しては国により異なっており, 海外ではTACEを2回施行した場合, TACEの効果がないと判断され治療法をソラフェニブへ変更するstrategyも報告されている5).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
