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私と肝癌
「肝癌撲滅対策の方向性を示す『肝がん白書』を発刊」NASHをターゲットとした新たな肝癌撲滅対策に期待
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- 掲載誌
- The Liver Cancer Journal Vol.2 No.2 80-81, 2010
- 著者名
- 谷川久一
- 記事体裁
- 連載 / コラム / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 消化器 / 感染症 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 消化器外科
- 媒体
- The Liver Cancer Journal
日本の肝癌は, 原因やリスクグループが明確なため早期発見や予防が可能である. この観点から現在肝癌撲滅対策が推進されているが, そのきっかけとなったのは日本肝臓学会が学会員の総意として平成11年に発刊した『肝がん白書』だという. 当時同学会理事長として白書刊行に尽力された谷川久一先生に, そのインパクトや今後の肝癌撲滅対策の展望を伺った. 「肝癌撲滅に取り組むきっかけ」千葉大学を卒業して医師になった私は同大学第一内科に入局し, 主に肝臓の研究と臨床に従事することになりました. しかし, 病棟には肝癌患者さんが非常に少なく, 「これでは臨床の腕を磨けない」と, 昭和39年に, 米国で肝臓病を学んだ新進気鋭の医師として活躍されていた医局の先輩である奥田邦雄先生を頼り, 当初は2~3年で千葉に戻る予定で久留米大学第二内科に赴任しました. 久留米大学では, 外来には膨大な数の肝炎患者さんが押し寄せており, 病棟には肝硬変, 肝癌患者さんが溢れんばかりに入院されていました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
