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私と肝癌
「疫学調査で日本の肝癌発症プロセスを解明」ウイルス性肝炎由来肝硬変合併肝癌の治療に尽力
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- 掲載誌
- The Liver Cancer Journal Vol.1 No.3 60-61, 2009
- 著者名
- 戸部隆吉
- 記事体裁
- 連載 / コラム / 全文記事
- 疾患領域
- 消化器 / 感染症 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 消化器外科
- 媒体
- The Liver Cancer Journal
日本の肝癌がウイルス性肝炎に由来し, 20~30年を経て肝硬変から移行して発症することは今では周知の事実となった. しかし, 肝癌発症の原因をはっきりと突き止めるまでには膨大な疫学調査に携わった医師たちの計り知れない努力があるという. 日本肝癌研究会による調査で中心的役割を果たした戸部隆吉先生に, 調査のインパクト, および肝癌治療戦略の変遷と今後の展望を伺った. 「広範な切除術例で肝不全死が多発」私は1952年(昭和27年), 大学卒業後すぐに京都大学外科学教室に入局しました. 当時の京大外科は大講座制で, 広い視野で勉強させていただきました. 一般外科では胃癌手術が主力で, 当時肝・胆・膵の癌は, 診断時点で外科的にはすでに手がつけられないという状況でした. 昭和40年代に入ると, 内視鏡の登場と発展により, 胃癌がかなり早期に発見できるようになり, 胃癌の取り扱い規約もできて, 根治が見込める癌になってきました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
