パーキンソン病診断のコツとPitfall
SWEDDs(Scans Without Evidence of Dopaminergic Deficit)
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- 掲載誌
- Frontiers in Parkinson Disease Vol.9 No.3 28-31, 2016
- 著者名
- 向井洋平 / 村田美穂
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 神経内科
- 媒体
- Frontiers in Parkinson Disease
「はじめに」2014年1月にわが国でドパミントランスポーターSPECT(DAT SPECT)が保険適応になり,SWEDDsと診断される患者がみられるようになった。本稿ではSWEDDsの概念と原疾患の鑑別について,筆者らが2015年に実施したアンケートによるSWEDDsの全国調査結果を踏まえつつ解説する。
「SWEDDsの概念」中脳黒質のドパミン細胞の軸索は線条体へと投射され,線条体で節前線維と節後線維がシナプスを形成する。節前線維終末にはドパミントランスポーター(DAT)が多数発現している。DATに高い親和性をもつ123I-β-CITや123-FP-CIT(イオフルパン)をリガンドとして用いたDAT SPECTにより,ドパミン細胞節前線維の脱落・変性を生前に可視化できるようになった。なお,節前線維の評価として,F-DOPA PETなどもあるが,現在のところ研究目的でのみ使用されている。早期パーキンソン病(PD)患者を対象とした臨床研究でこれらの画像検査を施行したところ,臨床診断がPDであるにもかかわらず「画像検査で線条体のドパミン欠乏状態が確認できない患者」が4~15%ほど存在することが明らかになり1)-8),Scans Without Evidence of Dopaminergic Deficit(SWEDDs)と呼ばれるようになった1)9)。
「SWEDDsの概念」中脳黒質のドパミン細胞の軸索は線条体へと投射され,線条体で節前線維と節後線維がシナプスを形成する。節前線維終末にはドパミントランスポーター(DAT)が多数発現している。DATに高い親和性をもつ123I-β-CITや123-FP-CIT(イオフルパン)をリガンドとして用いたDAT SPECTにより,ドパミン細胞節前線維の脱落・変性を生前に可視化できるようになった。なお,節前線維の評価として,F-DOPA PETなどもあるが,現在のところ研究目的でのみ使用されている。早期パーキンソン病(PD)患者を対象とした臨床研究でこれらの画像検査を施行したところ,臨床診断がPDであるにもかかわらず「画像検査で線条体のドパミン欠乏状態が確認できない患者」が4~15%ほど存在することが明らかになり1)-8),Scans Without Evidence of Dopaminergic Deficit(SWEDDs)と呼ばれるようになった1)9)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
