パーキンソン病のVisual View
パーキンソン病での視線解析
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Frontiers in Parkinson Disease Vol.9 No.1 28-31, 2016
- 著者名
- 松本英之
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- Frontiers in Parkinson Disease
視線解析により,パーキンソン病(PD)では眼球運動が小刻みとなり,注視範囲が狭小化していることが判明した。つまり眼球運動にも動作緩慢がみられ,その結果,視線を広い範囲に向けられなくなっている。これが注意障害や視覚認知障害に関係している可能性がある。
「視線解析とは?」われわれがものを見ているときには,無意識に衝動性眼球運動(サッカード)と注視を繰り返し行い,視線を細かく動かしている。視線が捉えているものは,中心視野で見ている部位であり,注意を向けている部位を明瞭に示す。このため,視線を解析することにより,注意障害,視覚認知障害などの高次脳機能が解明できることが期待できる1)。視線解析の歴史は古く,1800年代には文字を読むときの視線解析の研究がなされている。その後,人の顔(顔写真)を見るときの視線解析もなされ,視線は目,鼻,口,顔の輪郭などを集中して見ていることがわかった(図1)。つまりわれわれは,顔全体をまんべんなく見渡して情報を収集しているわけではなく,顔の重要な情報を含んでいる部分を見ており,無駄の少ない合理的な情報収集をしている。
「視線解析とは?」われわれがものを見ているときには,無意識に衝動性眼球運動(サッカード)と注視を繰り返し行い,視線を細かく動かしている。視線が捉えているものは,中心視野で見ている部位であり,注意を向けている部位を明瞭に示す。このため,視線を解析することにより,注意障害,視覚認知障害などの高次脳機能が解明できることが期待できる1)。視線解析の歴史は古く,1800年代には文字を読むときの視線解析の研究がなされている。その後,人の顔(顔写真)を見るときの視線解析もなされ,視線は目,鼻,口,顔の輪郭などを集中して見ていることがわかった(図1)。つまりわれわれは,顔全体をまんべんなく見渡して情報を収集しているわけではなく,顔の重要な情報を含んでいる部分を見ており,無駄の少ない合理的な情報収集をしている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
