誌上ディベート
パーキンソン病において,non-dopaminergicな治療を初期治療として行うべきか?
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- 掲載誌
- Frontiers in Parkinson Disease Vol.2 No.4 14-20, 2009
- 著者名
- 古和久幸 / 水野美邦
- 記事体裁
- 誌上ディベート / 全文記事
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 神経内科
- 媒体
- Frontiers in Parkinson Disease
「はじめに」パーキンソン病の病態に脳内ドパミン欠乏が主流を占めている今日, その治療の選択としてドパミン補充療法は, 根治療法が確立されていない現時点では最も理に適った治療法の1つで, 臨床の現場ではL-ドーパを含むドパミン作動(dopaminergic)薬がゴールドスタンダードとして病初期から広く用いられている. 一方, パーキンソン病は主要徴候のみをとってみても単一ではなく, ドパミン作動薬による治療効果は症状のすべてに均等に改善傾向を決して示していない. これにはパーキンソン病の病態生化学には単一の神経伝達物質で説明できない生体の神秘が潜んでいる可能性を考えたい. 「パーキンソン症状の多様性」L-ドーパ治療が導入される前はパーキンソン病の診断はその特徴的な臨床徴候で視診でも可能とされていた. しかし導入後になってL-ドーパの有効性は必ずしも均一でなく, L-ドーパ無効のパーキンソン症状を示す疾患群の存在が明らかとなった. 本企画は問題点をよりクローズアップすることを目的としており, このテーマに対して, あえて一方の見地に立った場合の議論であって, 必ずしも論者自身の確定した意見ではありません.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
