State of the art(胃がんperspective)
胃癌における5-FU獲得耐性の克服
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.11 No.2 22-30, 2020
- 著者名
- 森 龍太郎 / 吉田 和弘
- 記事体裁
- 抄録 / 特集
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器外科 / 腫瘍内科 / 消化器内科
- 媒体
- 胃がんperspective
- Key Words
- 胃癌,5-FU,獲得耐性,TP阻害薬
5-FUはfluoro-deoxyuridine monophosphate(FdUMP)へ代謝されることにより活性化する。その代謝経路にはorotate phosphoribosyl transferase(OPRT)-ribonucleotide reductase(RR)経路と,thymidine phosphorylase(TP)-thymidine kinase(TK)経路が知られている。しかし胃癌細胞株を用いたわれわれの検討では,FdUMPはすべてOPRT-RR経路で生成されておりTP-TK経路では生成されていなかった。また5-FU耐性株ではFdUMPはTP-TK経路で分解されており,5-FUにTP阻害薬を併用すると5-FU耐性が解除された。これらの結果から,FdUMPのTP-TK経路による分解が5-FU獲得耐性の機序と考えられ,TP阻害薬併用5-FU療法は5-FU獲得耐性を克服する有望な治療法と考えられた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
