文献紹介
cStageⅠ胃癌患者に対する腹腔鏡下胃切除術と開腹胃切除術の長期生存成績の比較(LOC-1研究)/癌性腹水の全ゲノム・シークエンシングによる胃癌腹膜播種における遺伝子異常とその臨床的意義
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.9 No.4 48-54, 2018
- 著者名
- 神田光郎 / 西口由希子 / 國安弘基
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌 / 病理
- 診療科目
- 消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
- 媒体
- 胃がんperspective
「cStageⅠ胃癌患者に対する腹腔鏡下胃切除術と開腹胃切除術の長期生存成績の比較(LOC-1研究)」
胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術(LG)は,近年急速に普及している。短期成績に関しては大規模ランダム化比較試験(RCT)で開腹胃切除術(OG)と比較して遜色がないことが示されている1)。一方でLGの長期生存成績に関しては,大規模RCTがいまだ進行中の状態であり2)3),信頼度の高いデータが存在しないことが問題となっている。治療方針決定はRCTからのエビデンスに基づくことが望ましいが,実情として胃癌に対するLGはすでに多くの国において日常診療に導入されている。本研究では,多施設共同の大規模症例群と厳格な傾向スコアマッチングを活用してcStageⅠ胃癌に対するLGとOGの長期生存成績を比較した。
「癌性腹水の全ゲノム・シークエンシングによる胃癌腹膜播種における遺伝子異常とその臨床的意義」
胃癌における腹膜播種は55~60%の症例に生じ,予後不良に相関している。腹膜播種は血液―腹膜バリアのため現在の化学療法への反応は不良であり,新規分子標的治療薬の開発が急務である。本論文では,全ゲノム・シークエンシングにより胃癌腹膜播種に特徴的な遺伝子異常を抽出し,創薬に結び付けることを目標としている。
胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術(LG)は,近年急速に普及している。短期成績に関しては大規模ランダム化比較試験(RCT)で開腹胃切除術(OG)と比較して遜色がないことが示されている1)。一方でLGの長期生存成績に関しては,大規模RCTがいまだ進行中の状態であり2)3),信頼度の高いデータが存在しないことが問題となっている。治療方針決定はRCTからのエビデンスに基づくことが望ましいが,実情として胃癌に対するLGはすでに多くの国において日常診療に導入されている。本研究では,多施設共同の大規模症例群と厳格な傾向スコアマッチングを活用してcStageⅠ胃癌に対するLGとOGの長期生存成績を比較した。
「癌性腹水の全ゲノム・シークエンシングによる胃癌腹膜播種における遺伝子異常とその臨床的意義」
胃癌における腹膜播種は55~60%の症例に生じ,予後不良に相関している。腹膜播種は血液―腹膜バリアのため現在の化学療法への反応は不良であり,新規分子標的治療薬の開発が急務である。本論文では,全ゲノム・シークエンシングにより胃癌腹膜播種に特徴的な遺伝子異常を抽出し,創薬に結び付けることを目標としている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
