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M-Review

State of the art(胃がんperspective)

高度リンパ節転移を伴う胃癌の治療戦略

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掲載誌
胃がんperspective Vol.8 No.3 24-30, 2016
著者名
伊藤誠二
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
媒体
胃がんperspective

高度リンパ節転移を伴う胃癌は,手術のみでは予後が不良であり,何らかの補助化学療法が必要である。これまで,JCOG胃がんグループでは,術前補助化学療法+大動脈周囲リンパ節郭清を伴う外科的切除の3つの第Ⅱ相試験を通して治療開発を行ってきた。その結果,現時点での高度リンパ節転移を伴う胃癌に対する標準治療は,術前TS-1/CDDP併用療法+大動脈周囲リンパ節郭清を伴う外科的切除+術後TS-1と考えられる。DCS併用療法を術前化学療法として採用したJCOG1002では,術前補助化学療法,手術に伴うTRDはなく,安全に施行可能であったが,primary endpointである奏効割合は57.7%と閾値(65%)を上回ることはできなかった。一方,組織学的奏効割合は,Grade 2/3の割合がTS-1/CDDP併用療法よりも高く,長期追跡後の生存成績が期待される。化学療法のコース数,至適なリンパ節郭清範囲については今後さらに検討が必要である。
「Key words」胃癌,高度リンパ節転移,術前補助化学療法,大動脈周囲リンパ節郭清

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

胃がんperspective2016年2月号(Vol.8 No.3)

専門を横断し,基礎と臨床を融合させた内容で胃癌診療のトータルマネージメントを支援する日本初の胃癌に特化した学術専門雑誌。読みやすくポイントをおさえた誌面で胃癌診療に携わるすべての方々に,明日の研究および臨床の現場に役立つ国内外の最新情報を提供。

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