レジデントからのQ&A
腹腔鏡下胃切除術における肝圧排の工夫について教えてください
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.6 No.2 42-44, 2013
- 著者名
- 稲木紀幸
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 胃がんperspective
「Answer」「はじめに」腹腔鏡下胃切除術において, 肝の圧排は必要不可欠な処置といえます. なぜなら, 小彎側の処理や, 膵上縁のリンパ節郭清を行う場合, そして再建を行う場合に, 肝左葉が下垂して視野の妨げにならないようにする必要があるからです. 手術既往などで, 肝臓が前腹壁に癒着して自然に拳上されているなど, まれな場合を除いてはほとんどの症例に肝圧排を行います. 「肝圧排法のバリエーション」肝圧排の方法にはさまざまな工夫がありますが, どんな方法の場合でも共通して, ポート設定が完了した後, 肝円索のつり上げが行われることがほとんどです. ナイロン糸付き直針を経皮的に腹腔内へ刺入し, 肝円策をまたいで再び腹腔外へ刺出し腹壁上にガーゼをはさみ緊縛します. この後すぐに肝圧排を行う施設もあれば, 小彎側の処理を開始する段階で圧排を行う施設もあります. 最も基本的な方法は剣状突起下に挿入したトラカールからリトラクターを挿入して助手が圧排したり, オクトパスなどの固定具に固定したりする方法です.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
