State of the art(胃がんperspective)
腹腔鏡下胃全摘術の最前線
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.6 No.2 14-20, 2013
- 著者名
- 永井英司 / 仲田興平 / 大内田 研宙 / 前山良 / 清水周次 / 田中雅夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 胃がんperspective
胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術は急速に普及し, 腹腔鏡下胃全摘術も広がりつつある. 腹腔鏡下胃全摘術遂行にあたって重要なポイントは脾動脈沿いと脾門部のリンパ節郭清と安全確実な再建, 特に食道空腸吻合である. リンパ節郭清に関しては膵体尾部脾合併切除術, 膵温存脾合併切除術, 膵脾温存術のいずれの場合であっても, 技術的には腹腔鏡下で施行可能であり, 術後合併症を含めた短期的予後の面からは許容範囲と思われる. ただし, D2郭清では開腹手術に比較して合併症が多くなるとの報告もあり, 施行にあたっては十分な準備と技術的裏付けが必要である. 再建法はサーキュラーステープラー, リニアーステープラーなどを用いた器械吻合があり, いずれも有用な方法であるが, それぞれの特徴をよく理解して実施する必要がある. 今後, 長期的予後を含めて腹腔鏡下胃全摘術の有用性を前向き研究で検証する必要がある. 「はじめに」腹腔鏡下胆嚢摘出術が1987年に施行され, その後低侵襲手術は臓器の垣根を超え, 良悪性にかかわらず行われるようになり, さらに悪性疾患ではより進行した病変をもその適応範囲として, 現在もその適応は広がりつつある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
