胃癌診療の歴史
第12回 外科医の心得
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.5 No.2 56-60, 2012
- 著者名
- 岡島 邦雄
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 胃がんperspective
「英国におけるMoynihanの業績」本連載第11回までは, 胃癌外科治療の黎明期から20世紀初頭にかけて貢献した先人たちの業績について述べてきた. 本稿では, 英国のMoynihan(Berkeley George Andrew, 1865-1936)に注目したい. Moynihanは英国北東部Yorkshire州のLeeds大学および一般病院(General Infirmary)に勤める外科医である. Moynihanは本連載の引用文献にたびたび出てきたが, 筆者の印象として強く残るのは, 1903年にMurphyが述べたMoynihanの胃癌手術についての評価1)である(本連載第8回, 胃がんperspective 4巻2号, p71). Moynihanの胃癌手術の方針は「適切な解剖学的境界線(good anatomic line)をもとにして剥離を進め, リンパ管, リンパ節が癌細胞の拡散経路となることからこれも切除する」という手術方針であり, この手術は好結果をもたらすであろうとMurphyは期待を寄せていた(後述の註を参照). その他のMoynihanの業績には次のようなものがある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
