Q&Aで綴るレジデント・ノート―専門医がわかりやすく解説―
No.41 分子標的薬にはいろいろな種類があるようですが,どのような違いがあるのでしょうか?
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- 掲載誌
- 大腸癌FRONTIER Vol.6 No.1 69-71, 2013
- 著者名
- 堀江良樹 / 朴 成和
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 大腸癌FRONTIER
「Answer」発がんにかかわる分子を標的とした薬剤であり, 抗体薬と低分子のtyrosine kinase阻害薬に分けられます. 殺細胞性薬剤と異なり, oncogene addictionなど著効を示すことがありますが, 特異的な有害事象を伴うことも多くあります. 「解説」近年, がんの分子生物学的な特徴が明らかにされつつあり, その発生, 増殖(apoptosis), 浸潤および転移にかかわる分子機構が同定されています. これらの分子を標的とした治療薬を分子標的薬と呼び, 臨床でも広く応用されています. 従来の細胞障害性抗がん薬と比較して, 対象を正しく選んで使用すれば大きな効果を期待できますが, 特異的な副作用を伴うことも多くあります. 「従来型の抗がん薬との違い」従来の細胞障害性抗がん薬は, 主にDNAの複製や合成, タンパク質合成, 微小管, 代謝経路などの基本的な生体機能に作用することによって, 細胞の増殖や分裂を阻害し, 抗腫瘍効果を発揮します.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
