特集 腹膜転移,骨転移,脳転移の集学的治療
骨転移の薬物療法
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- 掲載誌
- 大腸癌FRONTIER Vol.6 No.1 37-41, 2013
- 著者名
- 久保木恭利 / 吉野 孝之
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 大腸癌FRONTIER
「Summary」消化器癌において骨転移の頻度は高くないものの, 疼痛, 病的骨折や高カルシウム血症の原因となり患者のQOLを著しく低下させる. 骨転移に対する薬物療法の選択肢は少ないが, ビスホスホネート製剤は破骨細胞の機能を抑制し骨転移による骨病変や高カルシウム血症を改善する効果があり, さらにゾレドロン酸は乳癌においては抗腫瘍効果を示唆する報告がある. また昨年承認された抗RANKL抗体薬デノスマブの骨病変に対する効果はゾレドロン酸と同等または一部では上回る成績が報告されている. しかしながら消化器癌骨転移におけるエビデンスは限られており, 現時点ではほかの固形癌で得られているエビデンスを参考にしながら早期診断およびすみやかな治療導入で骨転移患者のQOL低下防止につなげていくことが重要である. 今後新たな薬物療法が開発されてくることに期待したい. 「はじめに」骨転移の発生頻度は癌の種類によって異なり, 固形癌のうち, 乳癌と前立腺癌の骨転移の頻度は高く, 肺癌も比較的頻度は高い.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
