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大腸癌の分子生物学

消化器癌におけるマイクロRNAの意義

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掲載誌
大腸癌FRONTIER Vol.2 No.3 73-79, 2009
著者名
濱野梨絵 / 石井 秀始 / 宮田博志 / 土岐 祐一郎 / 森 正樹
記事体裁
連載 / 全文記事
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
一般外科 / 消化器内科 / 消化器外科
媒体
大腸癌FRONTIER

「Summary」マイクロRNAとは, 22~25塩基程度の短いnon-cording RNAで, メッセンジャーRNAを標的としてタンパクの翻訳を制御する. 生物の発生, 分化, 増殖などで広くさまざまな働きを果たしていると考えられている. 2002年にはじめてマイクロRNAと癌の関係が報告されて以来, 癌の発生臓器や分化度によってマイクロRNA発現が変化していることが明らかにされるなど, これまでにさまざまなヒトの癌腫でマイクロRNAの発現異常が示されている. また, 癌抑制遺伝子様や癌遺伝子様の機能をもつマイクロRNAが, その標的遺伝子とともに多く報告されており, 予後との関連も報告されている. 将来的には, 血液を用いた癌の早期発見や診断, 治療の感受性を予測するためのバイオマーカーとしての役割を果たすことが期待される. また, 新たな癌治療法としての開発の可能性も今後さらに検討されていくだろう.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
大腸癌FRONTIER2009年9月号(Vol.2 No.3)

大腸癌の診断・治療に携わる外科・内科・内視鏡・放射線・病理等の医師を対象とし,大腸癌を外科医や内科医のみの視点でなく,総合的な観点から検討された情報を発信し,診断や治療の進歩のみならず,分子生物学,遺伝子,病理,などを含めて,基礎研究から臨床への橋渡しを行い,さらには,海外の基礎研究・臨床のトピックスを同時並行的に伝えるべく,国際的な視点をもった雑誌を目指しています。

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