直腸癌治療の新知見
直腸癌に対する腹腔鏡下手術の利点と改善するべき問題点
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- 掲載誌
- 大腸癌FRONTIER Vol.2 No.3 27-32, 2009
- 著者名
- 野村明成 / 坂井義治
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 手術・救急 / 消化器外科
- 媒体
- 大腸癌FRONTIER
「Summary」腹腔鏡の利点である狭空間での良好な視野と拡大視効果により骨盤深部の筋膜や神経などの生体解剖の理解が深まり, 解剖学に則した精緻な手術を行えるようになった. また生体解剖の拡大視を共有・記録できることは手術教育にとって非常に有用である. しかし腹腔鏡下手術を円滑に行うためには, 定型化された術野展開方法を習得するための教育, 確実な直腸切離吻合を行うための機器選択と機器操作, 腫瘍が大きい場合の治療戦略など, 改善するべきいくつかの問題点がある. これらの問題点を理解し解決することで腹腔鏡の利点が最大限に発揮され, 腹腔鏡下直腸癌手術が広く受け入れられるようになると考えられる. 「はじめに」腹腔鏡は狭い骨盤腔の深部まで進入し微細な生体解剖を視認可能とするため, 骨盤解剖の理解が深まり解剖学にのっとった正確な直腸間膜全切除術が行えるようになった. これらの利点を活かした精密な手術を行うためには, いくつかの問題点を克服する必要がある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
