てんかん余話
和田豊治
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- 掲載誌
- Epilepsy Vol.10 No.2 66-67, 2016
- 著者名
- 八木和一
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患 / その他
- 診療科目
- 神経内科 / その他
- 媒体
- Epilepsy
和田は一生をてんかん研究に,特に臨床研究に捧げた日本のてんかん学の創設者の一人である. 1942(昭和 17)年北海道帝国大学医学部卒業後,精神医学教室にて脳波研究を開始.戦後和田 淳や切替辰哉らと研究を再開.1948(昭和 23)年石橋俊實教授に従い東北大学医学部精神医学教室に移動,グラス社製 6 素子ペン書き脳波計によりてんかん研究が進む.1953(昭和 28)年ハーバード大学 W. G. Lennox 教授の元へ留学する.Lennox教授から,てんかん学全体を広く学ぶこととなり,生涯を通じてその教えを実行することになる.1956(昭和 31)年弘前大学医学部精神医学講座教授に就任し,1966(昭和 41)年までの 10 年間に約 1,500 人のてんかん患者を診察し,脳波 9,500 例を記録,63 名の精神科医を育成した.1957 年『臨床脳波』(金原出版), 1964 年 『てんかん学─臨床・基礎』(医学書院)を編纂し,その英文名は“Epileptology, Clinical and basic aspects”である.Epileptologyをてんかん学とし,当時の日本てんかん研究のすべてが網羅された現代的てんかん学の教科書である.このなかで1,500 例の脳波所見と発作型との相関を記載している.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
