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M-Review

治療とケア―症例から考える―

睡眠障害と間違えられたてんかん発作

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掲載誌
Epilepsy Vol.8 No.2 34-37, 2014
著者名
伊東若子 / 中村真樹 / 井上雄一
記事体裁
症例 / 抄録
疾患領域
精神疾患 / 神経疾患 / 小児疾患
診療科目
脳神経外科 / 神経内科 / 小児科 / 精神科
媒体
Epilepsy

「症例提示」
「年齢,性別」38歳,男性.
「現病歴」幼少期に,夜間入眠2時間後あたりに突然,身を起こして泣き叫び,おびえるといった症状を示し,数分後には何もなかったかのように寝つくという,夜驚症と思われるエピソードが存在した.この症状は,散発的に小学校高学年頃まで続いた.その後,同症状は消失したが,24歳頃より,動悸とともに10~20秒間じっとしていられなくなる感覚が1日に数回覚醒時に出現するようになった.さらに夜間睡眠中に突然飛び起き,大声をあげる,夜間自室内で立ち歩くといった異常行動が出現した.この時期には,職場でのストレスが強かったことから,他院でこれらの症状に対しパニック障害または睡眠時随伴症(夜驚症ならびに睡眠時遊行症を含む)と診断され,治療薬としてクロナゼパム1mg,トラゾドン50mgが就寝前に投与された.これにより症状は一時改善したが,28歳頃より同症状が再燃し,さらに明け方覚醒直後に,視線を動かしながらの頭部回旋,バタンと倒れ白眼を向いて舌を噛むといったエピソードが月に数回存在すると家族より指摘されるようになった(本人には全く記憶なし)ため,当クリニックを受診した.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Epilepsy2014年11月号(Vol.8 No.2)

本誌は,分散している情報を集約し,てんかんの適切な医療とケアの向上に貢献することを目的として創刊された。てんかんに関する既存の情報誌の橋渡しとなり,また不足する部分を補うことによって,充実した情報源として役立ちたいと願うてんかんの総合学術誌である。

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