治療とケア―症例から考える―
短い恐怖のエピソードを繰り返す女児
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- 掲載誌
- Epilepsy Vol.8 No.1 34-37, 2014
- 著者名
- 秋山麻里
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- 精神疾患 / 神経疾患 / 小児疾患
- 診療科目
- 小児科
- 媒体
- Epilepsy
「症例呈示」 「年齢, 性別」 9歳, 女児. 「家族歴」 特記事項なし. 「既往歴」 妊娠・分娩経過, 乳幼児期の発達に異常なし. 5歳のとき, 発熱時に2時間続く全身けいれんが出現し, 急性脳症と診断された. 中等度知的障害と自閉傾向を遺した. 「現病歴」 6歳時に青ざめて焦点があわなくなり, 怯えた顔で叫び声を上げて母親にしがみつく短いエピソードが出現し, 近医では心因反応と考えられていた. ところが, 同エピソードが10~20分間隔で頻発したあとに, 意識混濁をともない, さらに全身けいれんへと進展する一連のエピソードが数カ月おきに出現し始めた. 抗てんかん薬を開始されたが効果が乏しく, 岡山大学病院小児神経科に紹介された. なお, 強い自閉傾向のため日常生活に難渋していた. 「身体所見」 一般身体所見・神経学的所見には, 知的障害と自閉症以外に問題なかった. 「発作症状の特徴」 特に誘因がないのに, 突然恐怖の表情をうかべ「こわいよー」「お母さん」と叫び, 母親にしがみつく.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
