てんかん余話
中田瑞穂
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Epilepsy Vol.7 No.2 74-75, 2013
- 著者名
- 亀山茂樹
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科 / 精神科
- 媒体
- Epilepsy
私は, てんかん科をやるようになってから, 中田瑞穂先生(1893~1975年)が最晩年にお書きになられた『癲癇2000年』という本を座右の書にしてきた. 先生はその緒言のなかで, 「……私が一人の神経外科医として永年脳の種々の疾患に接し, ……いつしか“てんかん”とは切っても切れない因縁を生じたことが, この著述の動機の一つとなったのである. 」と述べられている1). 私の恩師である生田房弘先生は「中田先生は, 多くのてんかん患者さんたちへの思いがてんかん克服のためへの思いになった. 」と述べておられる. 私もてんかんと深い因縁ができて四半世紀余り経た. 中田先生が日本の脳神経外科の草分けであり, 新潟大学脳研究所の基礎をお作りになられ, てんかん外科を最初に日本に根付かせた大先達であることを知ったのは入局後である. お話しする機会がないまま, 先生は82歳でお亡くなりになった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
