てんかん臨床の窓から
環境のイノベーション―てんかんのある人の生活を考える―
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- 掲載誌
- Epilepsy Vol.7 No.2 48-51, 2013
- 著者名
- 福智寿彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 精神疾患 / 神経疾患
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科 / 精神科
- 媒体
- Epilepsy
「はじめに」てんかんを治療する多くの医師がまず考えるのは, 目の前の患者の症状がどのような種類のてんかんに該当するのかという「分類」です. 症状がそもそもてんかん発作なのか, 非てんかん発作なのか. てんかんであれば症候性か, 特発性か. 焦点性なのか, 全般性なのかといったことです. そのために医師は, 発作がいつから始まったのか, どのような発作なのかなどを考えることに多くの時間を割いて, てんかんの当事者や家族を問い詰めてしまうことがあります. 本人や家族がうまく答えられなかったり, 明確な記憶がない場合, 正確な診断がつかず医師が苛立ってしまったり, 情報不足を理由に治療ができないと結論を下してしまうこともあります. 近年てんかんの包括的治療の重要性が訴えられていますが, 包括的医療とは小児科や脳外科, 神経内科, 精神科など, 異なる診療科同士での医療連携や, 当事者の社会参加の支援だけを意味するわけではありません.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
