診断(Epilepsy)
高齢発症てんかんと認知症
Elderly onset epilepsy and dementia
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- 掲載誌
- Epilepsy Vol.7 No.2 27-33, 2013
- 著者名
- 石垣征一郎 / 谷川博人 / 杉本あずさ / 河村 満
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科 / 精神科
- 媒体
- Epilepsy
「はじめに」てんかんは, その発作の焦点および広がりにより, さまざまな症状を生じうる. 最も典型的な症状は手足の“ けいれん”であるが, 複雑部分発作をはじめ, 非けいれん性である場合も多い. 非けいれん性発作を主体とするてんかんは高齢者で多く, 特に側頭葉てんかんは近時記憶障害を呈することもあるため, 認知症と勘違いされ, もの忘れ外来などを受診する例も多い. また, 注意深い診察や詳細な問診をすることにより, 高次脳機能障害がてんかんの症状として認められる場合もある. 周知のように, 日本は高齢化社会が深刻であり, 2012年の総務省統計局のまとめによると. 65歳以上人口は3,000万人を超え, 総人口に占める割合は24.1%にのぼるとされている1). また, 認知症患者も増加の一途をたどり, 厚生労働省の発表では, 2025年に470万人に達すると推測されている2). てんかんの発症率は高齢者で高いことが明らかにされており3), 老年人口の増加に伴い高齢者てんかん患者数も増加することが予測され, 高齢者てんかんと認知症の特徴を理解することは重要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
