ドライアイリサーチアワード
受賞論文 非接触型マイボグラフィーは正常眼における加齢変化を立証する
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- 掲載誌
- Frontiers in Dry Eye Vol.5 No.2 42-47, 2010
- 著者名
- 有田玲子
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 眼疾患
- 診療科目
- 眼科 / 老年科
- 媒体
- Frontiers in Dry Eye
「緒言」 マイボーム腺は涙液の油層を形成し, 涙液の蒸発を防ぎ涙液の安定化をはかる役割をしている1). マイボーム腺機能不全(MGD)はドライアイの主な原因で2)-5), しばしば涙液を不安定にし, 角結膜上皮障害を起こし, 慢性眼瞼炎やコンタクトレンズ不耐症, 巨大乳頭結膜炎に至る6)-11). その臨床的重要性にもかかわらず, MGDの確立した診断基準は今までのところない. なぜなら, 自覚症状と他覚所見との乖離が大きいからである. 現在, MGDを診断するための検査法としてスリットランプを用いた眼瞼縁の観察, 角結膜上皮の観察, マイボメトリー12)13), マイボーム腺分泌脂(meibum)4)の質や量の観察, マイボグラフィー14)-18)などが挙げられる. これらの中でマイボグラフィーは唯一マイボーム腺の形態を観察できる方法である. この技術は30年以上前に開発されたものであるが, 検者の特殊な訓練の必要性や被検者の苦痛(直接眼瞼にあたる光源プローブによる疼痛, 羞明, 灼熱感, 不快感)が原因で広く普及することがなかった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
